病後児保育について~病後児保育室ひなた~
病気の「*回復期」で集団生活が困難な期間において
一時的に保育を行います。
*回復期…医療機関による入院加療の必要はないが、
安静の確保に配慮する必要があり、集団生活が困難な状態。
利用できる方
☆市内、市外問わず、公立・私立保育園、公立・私立幼稚園、こども園、認可外保育所、小学校等に在籍のある全ての乳幼児と学童
☆当あおぞら保育園の利用こども
定員/対象
3名 / 乳幼児~小学校6年生
利用日・時間
月曜日から金曜日
8:30~17:30(8時受け入れ応相談)
*土・日・祝祭日・お盆(8月13日~8月15日)・年末年始(12月29日~1月3日)を除く
*あおぞら保育園の行事日を除く(事前にお問い合わせ下さい)
利用料
一般利用の方…800円 給食・おやつ代…150円
あおぞら保育園利用こども…無料
*アレルギーをお持ちのお子さまの離乳食及び食事(飲み物含む)については事前にお申し出下さい。対応が難しい場合はご持参頂きます。
*当日の献立を体調に合わせた調理方法でご提供致します。利用日に療養食もしくは普通食とお伝え下さい。
*給食、おやつは園よりお茶をお出しします。
対象となる病気と回復期の考え方
◎風邪、消化不良(多症候性下痢)等、お子さんが日常かかる病気
◎流行性耳下腺炎等の伝染性の疾患で、かかりつけの医師が感染の心配はないが保育園等の集団生活は難しいと判断したとき
◎喘息等の慢性疾患
◎熱傷等の外傷性の疾患
※発熱が38.0度を超え、朝からぐったりし、水分がとれない症状や、伝染性の初期の時、利用当日症状がぶり返すなど再度受診が必要と思われる場合、お預かりはできません。
病後児受け入れ基準
◎医療機関による入院加療の必要はないが、安静の確保に配慮する必要があり、集団生活が困難な状態、及び保護者が保育をできない場合
◎医療機関受診後の子ども(①診療情報提供書持参に限る)
◎病気回復期であること
◎利用時体温38.0度未満
-お預かりできない具体例-
- 例)昨日37.5度の発熱があり、今日朝37.9の発熱がある。この場合は回復期とは言えず、体調が悪化していると考えられるため、お預かりできません。
- 例)昨日38.7度の発熱はあり、解熱剤を使用し今朝37.0度になった。この場合は解熱剤で下げているため回復したとは考えられないため、お預かりできません。
- 例)昨日から、食事・水分が十分取れず、ぐったりしている場合、急変する可能性があるので、お預かりできません。
受け入れ範囲について
疾患 | 病後児保育受け入れ基準 | 通常の保育所、幼稚園、学校等 登園、登校基準 |
風邪など | 回復傾向がみられたら(熱38℃以下) | 回復したら |
インフルエンザ | 発症後4日目から 症状の回復傾向がみられたら |
発症した後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過してから(乳幼児は3日)※出席停止期間は発症した日を含め最短で6日~7日 |
流行性耳下腺炎(おたふく風邪) | 症状が落ち着き、頭痛や嘔吐がなければ隔離で |
腫れが発現したあと5日を経過し、全身状態が良好であること※出席停止は発症した日を含め6日間 |
手足口病 | 症状の回復傾向がみられたら | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事が取れること |
咽頭結膜熱(プール熱)病原体:アデノウイルス | 症状の回復傾向が見られたら、隔離で | 主症状(熱が下がって喉の痛みなどがなくなった)消退後2日を経過してから※発症して1週間程度は出席停止 |
ヘルパンギーナ | 症状の回復傾向がみられたら | 熱が下がって、口腔内の痛みがなく、普段の食事が取れること |
溶連菌感染症 | 抗菌薬内服を開始していれば | 抗菌薬を飲み始めて、24~48時間以上過ぎて、全身状態が良いこと |
伝染性紅斑(りんご病) | 希望があれば | 頬が赤くなったときは、すでにうつる時期が過ぎている為登園は可能 |
感染性胃腸炎(ノロ・ロタ)中度・軽度 | 嘔吐や下痢の症状が落ち着いたら、隔離で | 嘔吐、下痢などの症状が治まり普段の食事、水分摂取が可能になれば |
マイコプラズマ肺炎 | 抗菌薬内服を開始していれば | 発熱や激しい咳が治まっている |
RSウィルス感染症 | 症状の回復傾向がみられたら | 呼吸器症状が消失し、全身状態が良い |
突発性発疹 | 症状の回復傾向がみられたら | 解熱し機嫌が良く全身状態が良い |
その他の疾患 扁桃腺炎、咽頭炎、気管支炎、上気道炎、気管支喘息、中耳炎、外耳道炎 | 症状の回復傾向がみられたら | 症状が治まり、全身状態が良い |
外傷、骨折、熱傷など | 症状の回復傾向がみられたら | 感染症などのおそれがなく、普段の生活の困難さが減っている |
利用の流れ
事前に利用登録
原則、利用を開始しようとする10日前までに登録をお願い致します。
『病後児保育室ひなた利用登録申込書』へご記入を済ませた後、保険証・母子手帳・乳幼児医療受給者証を合わせ、病後児保育室までご持参下さい。
②利用予約
保育園へ電話で空き状況を確認予約。原則、前日予約。定員に空きがある場合は当日も受付可能です。
医療機関受診
保育の利用日前(*前日の夕方・当日中)に必ず受診をして下さい。医師より保育が可能(*回復期)との診断を受けられましたら
「①病後児保育室利用紹介書~診療情報提供書~」の記入を医師にお申し出下さい。
利用する直前に体調(状態)を用紙に記入
「②利用申請書兼承諾書」
利用にあたっての重要確認事項、与薬に関して
「③同意書・重要事項確認書」
病後児保育室利用
①~③の必要書類と以下の持ち物を準備し登園して下さい。当日は手短に準備物などの確認をさせて頂いた後、受け入れとなります。
*書類の記入漏れや忘れ物などがある場合もございます。時間に余裕を持ってお越し下さい。ご質問などがあれば保育園または病後児保育室まで事前にご連絡下さい。
当日の持ち物
□診療情報提供書
□病後児保育利用申請書
□医師の処方した薬(*要記名)
□着替え2~3組
□手拭き用タオル1枚(紐付き)
□タオル2枚
□バスタオル2枚*かけ布団に足したり、シーツとしても代用
□おねしょシーツ*不安な子
□食事用エプロンもしくはスタイ*0~1歳児
□汚れものを入れるスーパーの袋 多め
□紙おむつ5~6枚ほど(症状により多め)・おしり拭き*使用中の子
□ミルク・哺乳瓶*ミルクは1回分ずつにわける(量を示す)
□お気に入りのぬいぐるみや玩具など*不安軽減の為必要であれば1,2個可
□お弁当・おやつ*持参される方のみ(食べられる量)
□水筒またはペットボトル*持参される方のみ(水・お茶など)
□コップ、はし・スプーン・フォークセット*食事、おやつ持参の方のみ
利用登録の際にお持ちいただく書類
ご利用毎にお持ちいただく書類
体調不良児型保育事業※あおぞら保育園利用こども対象
当保育園を利用中のお子さまを対象に保育中の急な発熱、嘔吐や下痢など、クラスでの集団生活が困難と判断した場合、園内の医務室にて専属の看護師がお迎えに来られるまで個別に対応致します。*料金はかかりません
-利用の流れ-
①園内にて安静の必要性、個別対応が必要との判断のち、クラスから医務室にお子さまを移動させて頂きます。
②看護師もしくは担任より保護者に連絡し症状及び状況説明を行います。
③お仕事の都合がつき次第、お迎えをお願い致します。遅くとも病院への受診が可能な時間帯、17時頃までにはお越し下さい。
*病状が急変する可能性もあります。いつでも電話がとれる状態にしておいて下さい。
-利用にあたりお願い-
病状の急変などが予想され、危険性を伴う恐れがあるお子さまはお預かりができません。速やかなお迎えをお願い致します。
例:熱が38℃以上でぐったりしていて、水分もとれていない状態
例:感染症の流行期で病状が急変する可能性が高い場合。